留学とは語学習得や異文化交流と一般的には良いイメージであるが、問題点もいくつかある。留学の問題点とは、普通に日本にいれば触れることのできない犯罪に、外国では簡単に手を伸ばせるところである。簡単にいえば、日本に住んでいれば拳銃など普通見ることすらないのだが、アメリカでは一家に一丁拳銃が装備されており、いつでも見て触ることもできる、ということだ。そのような数ある文化の違いともいえるものの多くに薬物問題がある。
日本人の薬物常用者の多くは、初めは若いころに外国で覚え、外国から日本へ持ち込んだり暴力団と絡むようになったりしていくという。そもそも日本以外の国では薬物の処罰等が日本と違い、だいたいの国が自己判断に委ねたような罰則や法律が多く、人を傷付けたり物を盗んだりしない限りは、個人の人権まで潰してしまうようなことは行使されない。逆に日本は薬物に対してもそうだが、飲酒運転やシートベルトに至るまで本来自己責任でよいところまで法律で細かく定められている。留学をして、そういった価値観の違いともいえる文化や常識、モラルの違いを知った若者たちは日本に帰ってきて何を思い、感じるのだろうか。
私は実際に留学経験者であるが、正直日本に違和感を感じ息苦しいとすら感じる。世界から見れば日本人の方がよっぽど変わっているのにもかかわらず、日本人は自分たちが一番ふつうだと思って暮らしている。実際の留学の問題点は悪い風習を覚えてくるということではなく、それを悪いと決めつけてかかる日本の文化にあることも多く、そういったパラレルワールドに若者を迷い込ませてしまうことにあるのではないだろうか。